研究課題/領域番号 |
17K19899
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
健康科学およびその関連分野
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研究機関 | 山梨大学 |
研究代表者 |
望月 和樹 山梨大学, 大学院総合研究部, 教授 (80423838)
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研究分担者 |
針谷 夏代 山梨学院大学, 健康栄養学部, 准教授 (80732784)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2019年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 食後高血糖 / 2型糖尿病患者 / ミグリトール / 末梢血白血球 / S100タンパク質 / 単球 / 炎症関連遺伝子 / ヒストン修飾 / 炎症性サイトカイン / 大麦 / 2型糖尿病 / 高グルコース環境 / 脂肪肝 / Gene body / ヒストンアセチル化修飾 / ペントースリン酸経路 / 好中球 / ヒストンアセチル化 |
研究成果の概要 |
本研究では、食後高血糖の反復が、好中球や単球等の自然免疫系白血球、代謝関連臓器の細胞等のエピゲノム修飾として刻印され、動脈硬化や脂肪肝等の合併症等の発症リスクを促進するかを検証した。その結果、一過性の血糖上昇は、末梢血白血球(単球・好中球も含む)や肝実質細胞で、炎症関連遺伝子の発現を上昇(白血球)、活性酸素種除去に関与する遺伝子の発現を低下させること(肝実質細胞)が明らかとなり、炎症関連遺伝子mRNAは合併症発症を予測するバイオマーカーとなりうる可能性が示唆された。さらに、上記の遺伝子の発現変化にはヒストンアセチル化やメチル化などのエピジェネティックメモリーが関与することが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義は、食後高血糖の反復による動脈硬化病巣の形成には、好中球や単球等の自然免疫細胞の活性化が関与する可能性が高いこと、自然免疫細胞の活性化には、エピジェネティック制御が関与する可能性が高いことを見出した点である。社会的意義は、本研究で発見した食後高血糖の反復によりmRNA発現が変動する末梢血白血球における遺伝子は動脈硬化発症などの糖尿病合併症の発症進展のバイオマーカーになりうることを見出した点である。
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