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核酸系旨味物質によるAMPK活性化を介した抗炎症作用機構の探索

研究課題

研究課題/領域番号 17K19941
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
研究分野 健康科学およびその関連分野
研究機関別府大学

研究代表者

木村 靖浩  別府大学, 食物栄養科学部, 教授 (90549792)

研究期間 (年度) 2017-06-30 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
6,110千円 (直接経費: 4,700千円、間接経費: 1,410千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
キーワード核酸系旨味物質 / AMP / AMPK / 炎症性大腸疾患 / 抗炎症作用 / 炎症性腸疾患 / 坑炎症作用 / 大腸炎
研究成果の概要

本研究ではアデノシン一リン酸(AMP)によるAMPK活性化を介した抗炎症作用メカニズムを探索するため、慢性大腸炎(IBD)マウスの大腸粘膜固有層に浸潤したTh1、Th17細及びTregの比率をフローサイトメトリーにより調べた。
AMP投与はIBDマウスの下痢と血便の症状を顕著に改善した。また、フローサイトメトリー分析では各群の例数が少なかったため、明らかな差を検出することができなかったが、AMPの投与はTh1及びTreg細胞の大腸組織への浸潤を抑制する傾向があった。このことは大腸免疫組織化学染色においてAMP群においてTreg細胞の浸潤が抑制されることからも支持された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

潰瘍性大腸炎やクローン病に代表される炎症性腸疾患(IBD)は、寛解と再燃を繰り返す難治性疾患で、未だ発症原因も不明であり、治療の中心は薬物による対症療法で、決定的な根治療法は確立されていない。研究者は動物実験ではあるが、核酸系旨味物質のAMPによるAMPKの活性化を介してIBDの病状が抑えられることを発見している。本研究では、AMPの投与により炎症をコントロールする免疫細胞の大腸組織への浸潤が抑制される可能性を示唆するデータを得ることができた。今後、核酸系旨味物質をIBD治療へ応用することを目標にさらに作用メカニズムの探索を進め将来的に臨床応用につなげたい。

報告書

(5件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書

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公開日: 2017-07-21   更新日: 2022-01-27  

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