研究課題/領域番号 |
17K19952
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
情報科学、情報工学およびその関連分野
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
杉本 雅則 北海道大学, 情報科学研究科, 教授 (90280560)
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研究協力者 |
橋爪 宏達 国立情報学研究所, アーキテクチャ科学研究系, 教授 (40172853)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2018年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2017年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
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キーワード | 高速可視光通信 / 選択的通信 / 空間分割多重 / 可視光通信 / 最適変調信号 / 汎用カメラ |
研究成果の概要 |
1.8x8 LED arrayを送信機、カメラを受信機として用い、空間分割多重化による可視光通信を実現した。逆畳み込みによる各光源の信号の干渉除去により、60fpsのグローバルシャッターカメラで5.76 kbpsの通信性能を実現した。 2.OFDM変調光とローリングシャッターカメラを用いた単一光源による高速可視光通信を提案、実装した。60 fps, ラインセンサ数524本のカメラを用い、24 kbps以下でエラー10%以下の通信性能を実現した。 3.OFDM変調光に対し、シャッター開度を変えることで受光可能なキャリアが変わること、それによりTVやラジオのような選択的通信が可能であることを実証した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的成果として、汎用カメラを用いた高速可視光通信の理論的な解析が挙げられる。社会的意義としては、誰もが日常的に携帯し使用するスマートフォン向けの応用が考えられる。搭載カメラと既存設備である照明との高速通信により、エリア限定の情報提供(例えば広告配信や実世界に情報を重畳する拡張現実システム)などの応用が可能となる。さらに、スマートフォンカメラをテレビやカメラのような選択的通信に利用することにより、個人向け情報提供や秘匿通信等へと展開できる。
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