研究課題/領域番号 |
17K19957
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
情報科学、情報工学およびその関連分野
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
須鎗 弘樹 千葉大学, 大学院工学研究院, 教授 (70246685)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2019年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 異常統計 / Tsallis統計 / 複雑系 / べき分布 / Tsallisエントロピー / スケール変換 / シフト変換 / ずらし / スケーリング / 一般化指数関数 / べき関数族 / スケール不変 |
研究成果の概要 |
べき分布が現れる系(異常統計)においては,個々の観測により得られる観測値のスケールが観測によって変わってしまうことを明らかにした.これは,従来の指数関数族の世界でなかった事実であり,これにより,異常統計の背景となる確率論の理論構築が難しくなる.しかし,これに対して,見通しの良い解決法を見つけることができた.具体的には,q-指数関数による表現ではなく,q-対数関数による表現を使えば,統一したスケールで理論構築が可能になることを示した.これにより,なぜ,べき分布が観測されるのかが理解でき,べき分布が現れる系(異常統計)のモデリングが可能になる.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
べき分布が現れる系(異常統計)においては,個々の観測により得られる観測値のスケールが観測によって変わってしまうことを明らかにした.これは,従来の指数関数族の世界でなかった事実であり,これにより,異常統計の背景となる確率論の理論構築が難しくなる.しかし,これに対して,見通しの良い解決法を見つけることができた.これにより,なぜ,べき分布が観測されるのかが理解でき,べき分布が現れる系(異常統計)のモデリングが可能になる.
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