研究課題/領域番号 |
17K19977
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
情報科学、情報工学およびその関連分野
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
増澤 利光 大阪大学, 情報科学研究科, 教授 (50199692)
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研究分担者 |
角川 裕次 龍谷大学, 先端理工学部, 教授 (80253110)
首藤 裕一 大阪大学, 情報科学研究科, 助教 (50643665)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | アルゴリズム / 分散アルゴリズム / 分散システム / 個体群プロトコル / 動的ネットワーク / ハイブリッド移動モデル |
研究成果の概要 |
本研究では,移動を制御可能な能動的移動ノードと,移動を制御できない受動的移動ノードが混在するハイブリッド動的ネットワーク上の分散アルゴリズムに関する以下の成果を得た.(1) ハイブリッド動的ネットワークのモデルとして,重み線形交流個体群プロトコルモデルを提案し,実ネットワークとの適合性をシミュレーションにより確認した.(2) 提案モデル上で基本的な問題に対する分散アルゴリズムを設計した.(3) 移動の部分的制御可能性の効率化に対する有効性を明らかにするために,従来の個体群プロトコルモデル(すべての移動が制御不能),移動エージェントモデル(すべての移動が制御可能)での分散アルゴリズムを設計した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
動的ネットワーク上の分散アルゴリズムの従来研究は,ノードの移動を制御可能な能動的動的ネットワーク,あるいは,ノードの移動を制御不能な受動的動的ネットワークを対象としている.能動的・受動的移動が混在するハイブリッド動的ネットワーク上で分散アルゴリズムを設計し,移動の部分的制御が分散アルゴリズムの効率改善に与える効果を解明することは学術的意義が高い. 受動的動的ネットワークは自由に行動する人や動物に付けた機器で構成されるネットワークなど,IoT社会で重要な位置を占めるものであり,部分的に制御可能な移動ノードを導入することで処理の効率化を図ることは社会的意義が高い.
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