研究課題/領域番号 |
17K19978
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
情報科学、情報工学およびその関連分野
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
清水 正宏 大阪大学, 基礎工学研究科, 准教授 (50447140)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2018年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2017年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
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キーワード | クロマルハナバチ / マルチコプタ- / 飛翔筋活動電位 / マルチコプタ / マルチコプター |
研究成果の概要 |
本研究は,クロマルハナバチから飛翔筋活動電位情報を取得し,昆虫操縦型マルチコプターを構築することを目的とする.クロマルハナバチがマルチコプターを新たな身体として拡張(拡張ボディイメージ)して認識し,適応能力を発現する自立型飛行ロボットを試みた.身体のイメージを拡張できるかどうかを生体-機械融合システムを採用することで議論した.対象昆虫をクロマルハナバチとした.本研究によって,生体機械融合システムの実現に関わる工学的成果のみならず,昆虫の生態学的な,また生体力学的な理解を深めることができる.これまでで、飛翔筋活動電位の活用がクロマルハナバチの左右旋回飛翔の弁別に有用であることが明らかとなった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年,生物の適応能力の理解と応用を目指し,生体-機械融合システムの研究が行なわれてきた.特に,昆虫は少数ニューロン系であるにもかかわらず,飛行能力や環境適応能力など様々な能力を有する.クロマルハナバチから昆虫の飛翔筋活動電位情報を取得し,昆虫操縦型マルチコプターを構築することを試みる.クロマルハナバチによって操縦されるマルチコプターが障害物回避能力を有するならば,マルハナバチがマルチコプターを新たな身体として拡張(拡張ボディイメージ)して認識し,適応能力を発現するといった挑戦的な研究としての意義を有する.
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