研究課題/領域番号 |
17K19979
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
情報科学、情報工学およびその関連分野
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研究機関 | 奈良先端科学技術大学院大学 |
研究代表者 |
向川 康博 奈良先端科学技術大学院大学, 先端科学技術研究科, 教授 (60294435)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | デジタルファブリケーション / プロジェクタ・カメラシステム / 半透明感 / 質感再現 / 半透明度 / 電子透かし / 光学解析 / 材質特性 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は,光学解析手法によって計測された材質の光学特性をデジタルファブリケーション技術で物理的に再現することである.物の見た目を特徴づける半透明度と光沢度の計測と再現について一定の成果が得られた.プロジェクタ・カメラシステムによって半透明度と光沢度の計測を行った.UV硬化式インクを用いたプリンタによって計測した半透明度を再現した.また,3Dプリンタの印刷パターンの変更によって光沢度が変化することを確認した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
デジタルファブリケーション分野では新しい質感や感触を実現するための材料開発や機器開発が主流であるが,再現を目的とする場合には,計測系も考慮することが重要である.同様に,コンピュータビジョン分野では,3D印刷における質感再現を目的とした計測手法はあまり研究されてこなかった.本研究はこれらの分野間を相互に接続するための基礎的な試みであり,得られた成果の学術的意義は大きい.本研究の延長線には,計測に基づく個人の肌の質感再現などがあり,医療器具における社会的意義も大きいと考える.
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