研究課題/領域番号 |
17K19985
|
研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
情報科学、情報工学およびその関連分野
|
研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
伊藤 勇太 東京工業大学, 情報理工学院, 助教 (10781362)
|
研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
|
キーワード | 拡張現実感 / AR / HMD / 光学遮蔽 / 可変焦点 / 頭部搭載型ディスプレイ / 網膜投影 / 奥行き |
研究成果の概要 |
光学シースルー頭部搭載型ディスプレイ(OST-HMD)は、装着者の視野に映像を直接重畳し仮想物体を現実世界に統合する、拡張現実感(AR)技術に用いられる。本研究では、表示映像の知覚的な欠損と溢れがない、光学遮蔽を実現したOST-HMDシステムを実現した。具体的には測距統合型レーザープロジェクタを用いた奥行き測距・網膜走査型OST-HMDと透過型液晶ディスプレイ(LCD)を組み合わせ、知覚的に整合する遮蔽を生成する、小型化可能なOST-HMDを開発した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
光学シースルー頭部搭載型ディスプレイ(OST-HMD)は、視野にヴァーチャルな映像を現実世界に表示する、拡張現実感(AR)技術に用いられる。OST-HMDによる映像は常に半透明の物体として表示され、映像の現実感を損なう。例えば、OST-HMDによって現実の机上にティーポットを表示するとティーポットが透けて後ろの机が映りこんでしまい、ポットが机に「在る」感覚を得ることは難しい。この遮蔽問題はOST-HMDによる自然なAR表示を実現する上で、根本的な問題の一つである。本研究では、光学遮蔽を実現したOST-HMDシステムを実現し、より現実感のあるAR表示が実現できることを示した。
|