研究課題/領域番号 |
17K20014
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
人間情報学およびその関連分野
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研究機関 | 放送大学 |
研究代表者 |
仁科 エミ 放送大学, 教養学部, 教授 (20260010)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | ハイパーソニックエフェクト / 超高周波 / 超音波 / ハイパーソニック・エフェクト |
研究成果の概要 |
可聴域上限を超え複雑に変化する超高周波が可聴音と共存すると、中脳・間脳・前頭前野などの領域脳血流の増大、脳波α波の増強をなどの複合的反応(ハイパーソニック・エフェクト)をもたらす。この効果は、超高周波が体表面に到達する条件においてのみ発現する。しかし、超高周波の受容器はいまだ見出されていない。 そこで、部位別呈示に適した小型超高周波再生装置を開発し、超高周波を豊富に含む音源を準備して、脳波α2ポテンシャルを指標とする超高周波の受容部位の探索実験を行った。その結果、超高周波に対する感度が高い身体部位と、超高周波が呈示されると反応が抑制される部位の存在を見出し、超高周波受容器についての仮説を得た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
聴こえない超高周波の受容器を見出し、超高周波が基幹脳を活性化するメカニズムを解明することには、人間の感覚メカニズムに関する基礎研究として大きな意義がある。超高周波によって血流が増大する脳深部には現代病の発症と関わりの深い神経核が含まれていることから、、ハイパーソニック・エフェクトの医療応用への関心が高まっている。超高周波の受容器・受容部位が明らかになることにより、より効果的な医療応用が可能になる。
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