研究課題/領域番号 |
17K20020
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
人間情報学およびその関連分野
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研究機関 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
研究代表者 |
岩木 直 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 情報・人間工学領域, 副研究部門長 (70356525)
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研究分担者 |
梅村 浩之 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 情報・人間工学領域, 研究チーム長 (10356587)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 脳波 / ハイパースキャン / 非言語的コミュニケーション / 脳波ハイパースキャン / 自発脳活動 / 脳波同期 / 被験者間脳活動同期 / 非侵襲脳機能計測 / 非言語コミュニケーション |
研究成果の概要 |
対面して非言語的コミュニケーション課題を行う2名の実験参加者の両者から,脳神経活動信号を同時に計測(脳活動ハイパースキャン)し,両者間の神経活動の関連を解析する技術と,仮想現実(VR)空間内での対面コミュニケーションの評価技術開発を目的とした.視線合わせのような単純な非言語コミュニケーションで,コミュニケーション基盤としてのミラーニューロンシステムの活動の計測ができることを確認するとともに,非言語的協調作業を行っている二者間の自発脳活動の相関関係から課題遂行のための両者の認知リソースの配分状況を評価し,協調状況の評価が可能であることを示した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
非言語的コミュニケーションや協調作業を効率的に行うには,参加者間の協調の姿勢が欠かせない.これまでも,他者の行為や周囲環境の観察にともなって自己の運動が変化する現象などが明らかになっているが,参加者間の行為と認知のループの中での非言語的情報交換の神経学的メカニズムはまったく明らかにされていない.本研究の学術的意義は,非言語的協調作業を行っている二者間の協調の状態を,自発脳活動の相関関係を用いた両者の認知リソースの配分状況の時間的変化の観点から評価可能にする点にある.
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