研究課題/領域番号 |
17K20022
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
応用情報学およびその関連分野
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
森嶋 厚行 筑波大学, 図書館情報メディア系, 教授 (70338309)
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研究分担者 |
平賀 瑠美 筑波技術大学, 産業技術学部, 教授 (70327021)
張 建偉 岩手大学, 理工学部, 准教授 (20635924)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 社会的包摂 / クラウドソーシング / 視聴覚障害者 / 雇用創出 / 情報工学 / アクセシビリティ |
研究成果の概要 |
視聴覚障害者を対象としてクラウドソーシングにおけるアクセシブルタスク生成・割当て技術基盤の研究を推進した.次の成果が得られた. (1)視聴覚障害者をワーカとしたマイクロタスクの適切なデザインに関する知見を得た.(2)より様々な能力をもったワーカに幅広くタスク割当てを行う手法を開発し,生産性やスループットを大幅に犠牲にすることなく,多くの人が仕事に関われるような割当てが可能である事を示した.(3) 聴覚障害者が実施したタスク結果を統合して高品質化する手法を開発した.(4)スポーツ観戦における情報保障において,皆で分担して観戦を楽しむために必要な情報を入力し,共有できるツールの開発を行った.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在のクラウドソーシングにおける「クラウド」は,一般に健常者の集まりを想定している.しかし,タスクの設計や割当てを上手く制御することが出来れば,視聴覚障害者などの従来は「助けられる側」とされていた人々にも広く仕事を依頼することによって,彼らを「誰かを助ける側」にするような新たな社会参加のアプローチとしてクラウドソーシングを利用する事が可能であり,様々な制約によって「助ける側」「助けられる側」に分けざるを得なかったこれまでの社会構造を変えうる可能性がある.
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