研究課題/領域番号 |
17K20067
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
環境保全対策およびその関連分野
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研究機関 | 宮崎大学 |
研究代表者 |
馬場 由成 宮崎大学, 工学部, 特任教授 (20039291)
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研究分担者 |
大榮 薫 宮崎大学, 工学部, 准教授 (00315350)
岩熊 美奈子 都城工業高等専門学校, 物質工学科, 教授 (00342593)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2017年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | ナイロンファイバー / 濃縮・還元機能 / スペーサー / 金・パラジウムの回収 / セルロースナノファイバー / 金ナノ粒子 / パラジウムナノ粒子 / バイオマス / キトサンナノファイバー / 金の回収 / 金イオン / 反応・分離工学 / 廃棄物再資源化 / 省エネプロセス / 環境保全 / 分子認識 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、希少性から安定確保が問題となっている貴金属を産業廃棄物からリサイクルし、さらにナノ粒子として再資源化することである。本研究では高比表面積のナイロンナノファイバーとセルロースナノファイバーを基体として、密着性の高い自己組織型ポリマーをコーティング後、ファイバーの微小空間に「濃縮・還元・脱離」の3機能を集積した今までにない反応場を創出した。金属はAu(III)、Pd(II)、Pt(IV)などの貴金属イオンを対象とし、バッチ法により吸着(濃縮)・還元・脱離実験を実施した。これらの「イオンを固体のナノ粒子」として回収できる高い省エネ性で、高選択的な貴金属のリサイクルシステムを構築した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は安定確保が困難である希少金属の中の貴金属を産業廃棄物からリサイクルすることで、環境保全および資源の有効利用を目指すものである。環境・資源の観点から社会的に意義があり、資源循環システムの構築による持続可能な社会づくりへの貢献が期待できる。さらに、回収した貴金属をナノ材料として再資源化することは学術的にも価値も高く、センシング、医療、フォトニクス材料などへの応用が期待される。
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