研究課題/領域番号 |
17K20086
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
人間医工学およびその関連分野
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研究機関 | 京都府立医科大学 (2020) 東京大学 (2017-2019) |
研究代表者 |
内田 智士 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (20710726)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2019年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 細胞外小胞 / 3次元培養 / 細胞移植治療 / 再生医療 / 核酸医薬 / スフェロイド / 間葉系幹細胞 / 炎症 / miRNA / 骨再生治療 / 再生医学 / ナノバイオ / 薬学 |
研究成果の概要 |
細胞移植治療では、分泌する細胞外小胞(EV)が治療に大きな役割を果たしている。そこで、EVに優れた治療因子が含まれているのではないかと考えた。ここで、3次元培養することで細胞の治療機能が向上することから、3次元培養間葉系幹細胞(MSC)が分泌したEVと従来の2次元培養したMSCが分泌したEVを網羅的に比較したところ、抗炎症作用、骨分化誘導作用といった治療作用を持つマイクロRNA (miRNA)が同定された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果は、細胞移植治療のメカニズム解明に繋がるだけでなく、細胞を使わない再生医療の実現に資する。細胞移植は優れた治療効果を示すものの、経済的コストや安全性に課題を残す。今回、移植細胞が分泌するEVに含まれる、高い治療効果を持つmiRNAを同定することに成功した。このmiRNAを治療薬として用いることで、細胞移植を行うことなく、同等の治療効果が得られる可能性がある。このことで、これまで重篤な疾患が主な対象であった再生医療を、より幅広い疾患へと応用できることが期待される。
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