研究課題/領域番号 |
17K20087
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
人間医工学およびその関連分野
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
高橋 理貴 東京大学, 医科学研究所, 特任准教授 (00549529)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
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キーワード | アプタマー / 膜タンパク質 / virus-like particle / ウイルス様粒子 / RNAアプタマー / GPCR / 核酸 / 生物・生体工学 / ウイルス |
研究成果の概要 |
ウイルス様粒子(virus-like particle, VLP)で生理的構造を維持した膜タンパク質を標的とした新規のアプタマー創製技術の確立に成功した。モデル標的として、重要な創薬標的である数種のGタンパク質共役型受容体(GPCR)を選定し当該技術の最適化と高度化を図った。その結果、GPCRの機能を阻害するアンタゴニストに加えパーシャルアゴニストの取得にも成功し、VLPを活用した膜タンパク質に対する特異的結合分子の創製技術の有効性を示すことができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
膜タンパク質は細胞や生体の機能を制御する重要なタンパク質である。しかしながら、それらに特異的に結合し、活性を制御する分子の汎用的創製法は依然存在しない。本研究では、VLPと核酸抗体・RNAアプタマーを用いた新たな切り口から、創薬標的として需要の高いGPCRをモデル標的として、膜タンパク質の特異的活性制御分子の創製基盤を構築することに成功した。今後、当該技術の更なる最適化と高度化を実現することで、基礎ならびに創薬における幅広い研究分野の発展に大きく貢献することが期待できる。
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