研究課題/領域番号 |
17K20088
|
研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
人間医工学およびその関連分野
|
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
関野 正樹 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (20401036)
|
研究分担者 |
齋藤 洋一 大阪大学, 医学系研究科, 特任教授(常勤) (20252661)
熊田 亜紀子 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 教授 (20313009)
|
研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2018年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2017年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
|
キーワード | 磁気刺激 / 医療機器 / 生体磁気 / 電気電子 / 生体制御・治療 / 生体情報・計測 / 疼痛 |
研究成果の概要 |
従来よりも広い範囲を刺激可能な新規形状のコイル(ダブルDコイル)を提案し、コイルに位置ずれが生じても標的部位を捉えて刺激できることを示した。現在臨床で使用されている8字コイルは、最適位置から5mmずれると治療効果が失われるのに対して、ダブルDコイルは8字コイルと同等のインダクタンスをもちながら10mm程度の許容度が見込まれ、在宅に適した安価な装置でも位置決めできる点が優れている。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
脳卒中後遺症や精神疾患などにおいて,薬物治療が奏功しない患者に対して,経頭蓋磁気刺激が効果を発揮する場合があり,薬物治療を補完する治療として期待されている.しかし従来の磁気刺激用コイルでは,コイルを脳内のスイートスポットに精密に位置決めする必要があった.本研究では,新しいコイル(ダブルDコイル)を提案して試作し,数値解析と健常者を対象とした試験によって性能評価を行った.従来のコイルに比べて,位置ずれに強いことが示され,よりコンパクトな機構でコイル位置決めができる可能性を示した.
|