研究課題
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)
活性汚泥の固液分離障害を誘引する糸状性細菌、および人体の常在菌である歯周病原性細菌や大腸菌を対象に、それら細菌に感染して溶菌性を示すウイルス(バクテリオファージ)の探索を行った。下水処理施設より採取した活性汚泥試料よりバクテリオファージの探索を行った結果、Escherichia coli K12株を溶菌するクラウイルス属に近縁なC3形態を示す新たなバクテリオファージを分離することができた。
環境や医療の分野において、複合微生物系制御の重要性は共通の認識となっている。既往の多くの研究により、様々な複合微生物系でトラブルを引き起こす細菌の特定は進んできた。しかしその選択的な制御方法については開発が途上である。本研究ではバクテリオファージ(ファージ)に着目し、各種細菌を選択的に溶菌するファージの分離を試みた。その結果Escherichia coli K12株を特異的に溶菌する新たなファージを分離するに至った。
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すべて 国際共同研究 (1件) 雑誌論文 (3件) (うち国際共著 3件、 査読あり 3件、 オープンアクセス 2件) 学会発表 (1件)
Viruses
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