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津波波源推定における2大手法の統合化研究

研究課題

研究課題/領域番号 17KK0138
研究種目

国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)

配分区分基金
研究分野 水工学
研究機関国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所

研究代表者

高川 智博  国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所, 港湾空港技術研究所, グループ長 (30451785)

研究期間 (年度) 2018 – 2021
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
13,520千円 (直接経費: 10,400千円、間接経費: 3,120千円)
キーワード津波 / 波源 / インバージョン
研究成果の概要

津波波源推定における2大手法であるインバージョン手法と時間逆転イメージング手法を組み合わせた統合手法の開発を実施し、テストケースにおいて従来のインバージョン手法に対し14%の精度向上を達成した。この手法は観測波形データの時間逆転イメージングを活用して、基底波源を生成することで、精度向上を図っているが、データに応じて基底波源が変わるために計算時間がかかる点が早期予測の障害となっていた。最終年度にはこの部分の計算効率を大幅に高める手法を開発し、統合手法の早期予測への応用に大きく前進する成果を得た。

研究成果の学術的意義や社会的意義

津波波形データの逆解析方法に関して2つの新技術を開発したことが学術的な意義である。ひとつは、逆問題を線形化して解く際に用いられる基底を、観測データに基づいて事後的に生成する新手法の構築である。これにより、津波波源の推定精度と波形予測精度が向上した。もうひとつは事後基底を用いる際に必要なグリーン関数の計算時間を極めて短時間で行うことが可能な波形合成法の開発である。これにより、事後基底に基づく高精度な津波波形の予測を短時間で行う見通しが得られた。これらは観測データに基づく高精度な津波情報の発信に資する成果である。津波被害の軽減につながることが期待され、社会的な意義は大きい。

報告書

(5件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2019

すべて 国際共同研究 (1件) 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)

  • [国際共同研究] The Australian National University(オーストラリア)2019

    • 年月日
      2019-04-15
    • 関連する報告書
      2021 実績報告書
  • [学会発表] TRI-based tsunami source inversion2019

    • 著者名/発表者名
      Takagawa, T. and P. Cummins
    • 学会等名
      The 23rd International Congress on Modelling and Simulation, Canberra, Australia, 2019
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
    • 国際学会

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公開日: 2018-01-25   更新日: 2023-01-30  

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