研究課題/領域番号 |
17KK0200
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
消化器内科学
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研究機関 | 千葉大学 (2018-2021) 東京慈恵会医科大学 (2017) |
研究代表者 |
中川 良 千葉大学, 大学院医学研究院, 特任講師 (60594596)
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研究期間 (年度) |
2018 – 2021
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
15,600千円 (直接経費: 12,000千円、間接経費: 3,600千円)
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キーワード | 原発性胆汁性胆管炎 / N-Ras / T細胞 / CD4+T細胞 / 原発性硬化性胆管炎 / Ras分子 / 自己免疫性肝疾患 / Ras阻害剤 / 自己免疫性肝炎 |
研究成果の概要 |
原発性胆汁性胆管炎(PBC)の病態解明のためハンブルク大学との共同研究をおこなっった。PBCの末梢血内CD4+T細胞ではN-Ras分子が高発現し、Th1サイトカインの産生が亢進していることを明らかにした。N-RasはTh1サイトカインのメインレギュレーターの一つである。その制御により、PBCの免疫環境を改善できることを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
N-RasがPBCのT細胞で特異的に発現する事を示した。PBCはCD4+T細胞の分泌するTh1サイトカインにより病態が誘導されることが知られており、N-Rasはそのメインレギュレーターである。その制御によりPBCのTh1優位環境を改善し病態そのものを根治さえることができる可能性がある。本研究により難病であるPBCの克服への新たな展望が開けた。
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