研究課題/領域番号 |
17KT0045
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 特設分野 |
研究分野 |
複雑系疾病論
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
松野 啓太 北海道大学, 人獣共通感染症国際共同研究所, 講師 (40753306)
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研究分担者 |
山崎 剛士 北海道大学, 遺伝子病制御研究所, 客員研究員 (70709881)
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研究期間 (年度) |
2017-07-18 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
18,590千円 (直接経費: 14,300千円、間接経費: 4,290千円)
2020年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2019年度: 6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2018年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2017年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
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キーワード | アルボウイルス / 宿主因子 / 宿主応答 / RNAウイルス / 病原性 / ネットワーク解析 / 微生物 / ネットワーク / シグナル伝達 / ウィルス |
研究成果の概要 |
熱帯を中心に全世界で問題となっているデング熱や、西日本で毎年春から秋にかけて死者が報告されているSFTSなど、アルボウイルス(蚊やマダニなどの吸血性節足動物によって媒介されるウイルスのうち、節足動物体内でも増殖するウイルス)による感染症が国内外で問題となっている。アルボウイルスに共通する特徴は、吸血される動物である脊椎動物と、吸血する節足動物の双方において増殖可能という点である。本研究では、脊椎動物・節足動物間で様々な要因を取り込んだ宿主因子ネットワークを比較し、相同なコアネットワークを抽出した。そして、アルボウイルスの増殖に必要な可能性の高い宿主因子を複数見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
アルボウイルス(蚊やマダニなどの吸血性節足動物によって媒介されるウイルスのうち、節足動物体内でも増殖するウイルス)は、吸血に乗じて感染を繰り返すために、脊椎動物と節足動物という大きくことなる環境を往復することに特化しているウイルスである。そのため、他のウイルスと異なり、脊椎動物と節足動物の両方に保存されている因子を利用して増殖できると考えられる。本研究では、そうした因子を明らかにし、アルボウイルス感染症に対する治療薬の開発などに役立つ成果を得た。
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