研究課題/領域番号 |
17KT0119
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 特設分野 |
研究分野 |
グローバル・スタディーズ
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研究機関 | 山梨大学 |
研究代表者 |
小松 志朗 山梨大学, 大学院総合研究部, 准教授 (40507109)
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研究分担者 |
浅井 雄介 国立研究開発法人国立国際医療研究センター, 国際感染症センター, 研究員 (70779991)
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研究期間 (年度) |
2017-07-18 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 感染症 / 人の国際移動 / 往来制限 / 新型コロナウイルス / 世界保健機関(WHO) / 渡航制限 / 資源の再配分 / 学際的研究 / 国境管理 / 新型インフルエンザ / エボラ出血熱 / 国際関係論 / 理論疫学 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、国際関係論と理論疫学にまたがる学際的な視点から、グローバルな感染症対策における人の国際移動の管理の課題を明らかにし、その解決策を提示することである。新型コロナ以前の世界において、国際移動を制限する措置としての往来制限(渡航制限、出入国制限)は効果が低い、もしくは不確かであり、弊害が大きいゆえに、世界保健機関や専門家が推奨することはほとんどなかった。本研究ではこの点を重視して、疫学の理論に基づくモデル(グローバル管理モデル)を構築し、さらにそれを現実に適用するための妥協策も合わせて考案した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は感染症についての新しい知見を関連分野にもたらすことで、学際的研究の可能性を具体的な形で提示した。それはまた、様々な視点や知識(の融合)が求められるグローバル・スタディーズの一つの方向性を示すことにもなった。 人の国際移動の管理は感染症対策のカギであり、その実効性の向上は現代の国際社会にとって重要な政策課題になっている。この点に関して本研究は有用な政策的含意を伴うことから、現実的・社会的な意義があるといえる。
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