研究課題/領域番号 |
17KT0135
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 特設分野 |
研究分野 |
オラリティと社会
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
渡辺 はま 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 特任准教授 (00512120)
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研究期間 (年度) |
2017-07-18 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
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キーワード | 乳児 / 触覚 / 触知性 / コミュニケーション / 個人差 |
研究成果の概要 |
触覚が「触知性」の発達を促し、身体を用いた触コミュ ニケーションにつながる過程を明らかにすることを目的とした。寝かしつけ等の場面にて、乳児と養育者の能動的な触コミュニケーションが行われていることを確認した。また触経験を定量的に計測するため、なでる、タップする等の状況で身体の生理・脳機能状態を計測する環境を確立した。さらに、家庭内にて、皮膚に生じる圧力状態をリアルタイム計測することに成功した。これらの検討をふまえ、ヒトの初期発達において、「触る」・「探る」といった行為から拡がるオラリティの発達過程を議論した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
基本的な感覚のひとつである触覚を、世界とつながるコミュニケーションのための知性として捉え、その発達過程を議論した点が本研究の特色である。日常生活における乳児の触経験によって生じる生理学的・脳機能的活動の計測は、オラリティ(他者理解、共感、共鳴、共存の能力)の芽吹きにつながる乳児期の経験を理解するために役立つ。
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