研究課題/領域番号 |
17KT0151
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 特設分野 |
研究分野 |
次世代の農資源利用
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研究機関 | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 |
研究代表者 |
堀田 光生 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 農業環境変動研究センター, ユニット長 (10355729)
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研究期間 (年度) |
2017-07-18 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | バイオマス / 固体発酵 / 発酵 / 微生物 / 環境調和型農業 |
研究成果の概要 |
本研究では「固体発酵法」による非食用バイオマスの有効利用を進めるため、(1)各種植物バイオマスの分解・糖化に適したバイオマス分解酵素の種類や組み合わせ、(2)発酵微生物を用いた実験室レベルの「固体発酵試験」、(3)ほ場収穫物を直接用いた「固体発酵試験」を行い、エタノール等有用物質の生成量や変換率を調査した結果、従来用いてきた飼料イネと比較して、イタリアンライグラス等のバイオマスで多量のエタノールが生産され、またほ場収穫物を用いた発酵試験でも同バイオマスの有用物質への変換率は高く、素材として有望であると考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
化石資源の大量使用にともなって発生する環境汚染や地球温暖化の防止のため、また、穀物資源を化石燃料の代替物として利用することを抑えるため、我々は「固体発酵法」の開発を進めてきた。低水分条件で酵素と微生物の働きでバイオマスの分解とエタノール発酵を行い、エタノール回収後の残さは家畜飼料にする方法である。「固体発酵法」は、飼料イネ以外の非食用または未利用バイオマスやエタノール以外の有用物質生産にも応用可能であり、使用エネルギーを抑えながら、廃棄物をなるべく出さずに、簡単な設備や操作でバイオマスを有効活用できる可能性が示唆されている。
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