配分額 *注記 |
34,500千円 (直接経費: 34,500千円)
2009年度: 7,000千円 (直接経費: 7,000千円)
2008年度: 9,500千円 (直接経費: 9,500千円)
2007年度: 9,600千円 (直接経費: 9,600千円)
2006年度: 8,400千円 (直接経費: 8,400千円)
|
研究概要 |
無限レンジ・スピングラス模型で記述されるクラスの誤り訂正符号に対し,横磁場項を導入した量子版ベイズ最適復号解に関する統計的性能を調べ,1段階レプリカ非対称解についての相図からシャノン限界と相転移点の関係についての普遍性を明らかにした.さらに,その限界近くを達成する修正TAPアルゴリズムを構成した.また,量子横磁場イジング模型が量子モンテカルロ法に基づく確率過程で状態更新する系に対し,マスター方程式から秩序変数が従う微分方程式の導出法を提案し,無限レンジ強磁性イジング模型,ランダム磁場イジング模型に対し,静的近似も含めた妥当性を明らかにした.さらに,領域内外の研究者との共同研究により,縮退量子アニーリング系のスピン波解析,量子反強磁性体の相転移,ハーフトーン処理などへの展開が達成された.
|