研究課題/領域番号 |
18203009
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
国際関係論
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
岩下 明裕 北海道大学, スラブ研究センター, 教授 (20243876)
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研究分担者 |
宇山 智彦 北海道大学, スラブ研究センター, 教授 (40281852)
帯谷 知可 京都大学, 地域研究統合情報センター, 准教授 (30233612)
吉田 修 広島大学, 大学院・社会科学研究科, 教授 (60231693)
荒井 幸康 北海道大学, スラブ研究センター, COE共同研究員 (80419209)
石井 明 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 名誉教授 (10012460)
中野 潤三 鈴鹿国際大学, 国際人間科学部, 教授 (70319408)
金 成浩 琉球大学, 法文学部, 准教授 (60325826)
荒井 信雄 北海道大学, スラブ研究センター, 教授 (10316284)
田村 慶子 北九州市立大学, 外国語学部, 教授 (90197575)
前田 弘毅 大阪大学, 世界言語研究センター, 特任助教 (90374701)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2009
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研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
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配分額 *注記 |
45,500千円 (直接経費: 35,000千円、間接経費: 10,500千円)
2009年度: 11,830千円 (直接経費: 9,100千円、間接経費: 2,730千円)
2008年度: 11,700千円 (直接経費: 9,000千円、間接経費: 2,700千円)
2007年度: 11,440千円 (直接経費: 8,800千円、間接経費: 2,640千円)
2006年度: 10,530千円 (直接経費: 8,100千円、間接経費: 2,430千円)
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キーワード | ユーラシア / 国境 / 中ロ関係 / 中央アジア / 北方領土 / 上海協力機構 / 地域秩序 / 沖縄 / 海域と安全保障 / 中露関係 / 日米同盟 / 国境政治 / 中日関係 / 日本の国境 / 中口関係 |
研究概要 |
本研究の実践的な成果は、第1に中国とロシアの国境問題解決法、「フィフティ・フィフティ(係争地をわけあう)」が、日本とロシアなど他の国境問題へ応用できるかどうかを検証し、その可能性を具体的に提言したこと、第2に中国とロシアの国境地域の協力組織として生まれた上海協力機構が中央アジアのみならず、南アジアや西アジアといったユーラシア全体の広がりのなかで発展し、日米欧との協力により、これがユーラシアの新しい秩序形成の一翼を担いうることを検証したことにある。また本研究の理論的な成果は、第1にロシアや中国といった多くの国と国境を共有している「国境大国」は、米国など国境によってその政策が規定されることの少ない大国と異なる対外指向をもつことを析出し、第2に国境ファクターに大きく規定される中ロ関係が、そうではない米ロ関係や米中関係とは異なっており、米ロ中印などの四角形のなかで、構成される三角形が国境を共有するかどうかで異なる機能を果たすことを実証したことにある。
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