研究課題/領域番号 |
18370021
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
植物生理・分子
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研究機関 | 基礎生物学研究所 |
研究代表者 |
西村 幹夫 基礎生物学研究所, 高次細胞機構研究部門, 教授 (80093061)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
16,890千円 (直接経費: 15,300千円、間接経費: 1,590千円)
2007年度: 6,890千円 (直接経費: 5,300千円、間接経費: 1,590千円)
2006年度: 10,000千円 (直接経費: 10,000千円)
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キーワード | ペルオキシソーム / ペルオキシソーム移行シグナル / PEX遺伝子 / ポリアミン代謝 / プロテオーム / タンパク質移行 / オルガネラの形態形成 / ベルオキシソーム / ポリアミンオキシターゼ / スペルミン / スペルミジン / ペルオキシソーム膜 / マイクロアレイ / 組織特異的発現 / グリオキシソーム / 緑葉ペルオキシソーム / アミンオキシターゼ |
研究概要 |
1)ペルオキシソームに局在するタンパク質は、ペルオキシソーム移行シグナルPTS1あるいはPTS2をもっている。シロイヌナズナのゲノム解析から、256のペルオキシソーム局在タンパク質の候補遺伝子の存在が予想された。これら遺伝子の組織特異的発現をマイクロアレイで解析した結果、発芽黄化種子ではグリオキシソーム関連の酵素遺伝子、光合成組織では緑葉ペルオキシソーム関連の酵素遺伝子の特異的発現が観察された。更に根及び子葉に特異的な一群のペルオキシソーム酵素遺伝子の発現が判明した。 2)シロイヌナズナのゲノム解析の結果、シロイヌナズナから15種類のペルオキシソーム形成に関わるPEX遺伝子の存在が予想された。これらのPEX遺伝子の機能を明かにするため、それら遺伝子のRNAi抑制株を作製し、そのペルオキシソームの形態生理機能を解析した。その結果、これらのPEX遺伝子はペルオキシソームへのタンパク質移行に関わるものとペルオキシソームの形態形成に関わるものに大別された。 3)根のペルオキシソームの役割を明らかにするため、根で特異的に発現しているペルオキシソーム酵素遺伝子としてコードするシロイヌナズナポリアミンオキシダーゼ遺伝子を解析した。その結果、根のペルオキシソームはポリアミン代謝を担っていることが明かとなった。 4)ペルオキシソームの特徴あるプロテオーム解析を推進しておりその一貫として、ダイズ子葉から高純度のペルオキシソームを調整する方法を確立した。高純度ペルオキシソーム画分の2次元電気泳動とペプチドーマス解析により92ヶのタンパク質を同定した。その中で30ヶのタンパク質がペルオキシソームに局在すると判断された。その中には脂肪酸β酸化、グリオキシル酸経路、光呼吸グリコール酸回路の酵素が含まれていた。
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