研究課題/領域番号 |
18406016
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
ウイルス学
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
中込 とよ子 長崎大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 准教授 (40155693)
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研究分担者 |
山口 尚子 長崎大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 教務職員 (80277128)
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研究協力者 |
CORREIA JB ブラジル・フィゲイラ教授記念総合医学研究所
MONTENEGRO FM ブラジル・フィゲイラ教授記念総合医学研究所
GERMANO EM ブラジル・フィゲイラ教授記念総合医学研究所
CORREIA NB ブラジル・フィゲイラ教授記念総合医学研究所
PATEL MM アメリカ合衆国疾病管理センター
PARASHAR UD アメリカ合衆国疾病管理センター
CUNLIFFE NA 英国・リバプール大学
CUEVAS LE 英国・リバプール大学
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研究期間 (年度) |
2006 – 2009
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研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
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配分額 *注記 |
14,650千円 (直接経費: 12,100千円、間接経費: 2,550千円)
2009年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2008年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2007年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2006年度: 3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
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キーワード | ロタウイルス / ワクチン / 血清型 / 有効性 / 異型免疫 / 流行株 / G2P[4] / ブラジル / 分子疫学 / 遺伝子型 / 防御免疫 / ロタウイルスワクチン / 新興株 / 抗原変異 |
研究概要 |
われわれは、ブラジルでG1P[8]単価ロタウイルスワクチンが定期接種に導入されて以来,ロタウイルス下痢症が減少する一方,ワクチン株とは遺伝子型が異なるG2P[4]株の相対頻度が高くなったことを見出した。しかし、単価ワクチンの臨床試験が行われていたときに流行の主体を占めていたロタウイルス株はG1P[8]株であり,単価ワクチンのG2P[4]株に対する有効性は十分に検証されていなかった。本研究では,G1P[8]単価ワクチンのG2P[4]株に対する有効性を症例対照研究により検証した。本研究の結果,G2P[4]株による重症下痢症に対して,単価ワクチンの予防効果は77%であり,入院例に対する予防効果は83-85%であった。単価のロタウイルスワクチンであっても血清型の壁を超えて発症予防に有効に働く免疫を賦与するものと思われた。
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