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アンジオポエチン様因子ファミリー分子の、脂肪肝・脂肪性肝炎病態機序への関与の解明

研究課題

研究課題/領域番号 18590746
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 消化器内科学
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

冨田 謙吾  慶應義塾大学, 医学部, 助教 (50317129)

研究分担者 尾池 雄一  慶應義塾大学, 医学部, 助教授 (90312321)
研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,800千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 300千円)
2007年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2006年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
キーワード脂肪肝炎 / Angiopoietin like protein / 脂肪肝
研究概要

メタボリックシンドロームの肝臓における表現形とも言える病態が、非アルコール性脂肪性肝疾患であり、その中の重症病型が非アルコール性脂肪肝炎(Nonalcoholic steatohepatitis: NASH)である。一方で、アンジオポエチン様因子ファミリー分子(Angiopoietin like protein: Angptl)ファミリーの一員であるAngptl4は、主に肝臓と脂肪組織から分泌される蛋白質であるが、LPL活性を直接阻害し、血清TGレベルを上昇させる。また一方でインスリン抵抗性の改善作用も報告されている。このように、脂質代謝およびインスリン抵抗性の調節に関与し、肝臓より分泌されるAngptl4は、主に肝臓と脂肪組織から分泌される蛋白質であるが、LPL活性を直接阻害し、血清TGレベルを上昇させる。また一方でインスリン抵抗性の改善作用も報告されている。このように脂質代謝およびインスリン抵抗性の調節に関与し、肝臓より分泌されるAngpt14は、メタボリックシンドロームの治療標的にもなり得るが、同時にメタボリックシンドロームを背景因子とするNASHの病態にも深く関与することが予想され、それらの新たな治療戦略を考える上で注目すべきターゲットである。今回我々は、メチオニン・コリン欠損(methionine-choline deficient: MCD)食摂取によりマウスNASHモデルを作製し、肝臓におけるAngptl4発現を検討したが、マウスMCD食3週間給餌群でも、MCD食8週間給餌群でも、肝臓のAngptl4 mRNA発現は、コントロール群に比べ、有意に低下しており、NASH病態において、肝臓におけるAngptl4発現減少が、病態機序に関与する可能性が示唆された。また、ラットNASHモデルを作製し、実質細胞と非実質細胞とを分離することで、その各々の画分のAngptl4 mRNA発現を検討した。その結果、肝臓ではAngptl4 mRNAのほとんどは肝細胞に発現しており、現在NASH病態機序との相関を検討中である。

報告書

(3件)
  • 2007 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2006 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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