研究課題/領域番号 |
18591406
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外科学一般
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
坂田 治人 千葉大学, 医学部附属病院, 助教 (20375687)
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研究分担者 |
松下 一之 千葉大学, 医学部・附属病院, 助教 (90344994)
島田 英昭 千葉大学, 大学院・医学研究院, 講師 (20292691)
須永 雅彦 千葉大学, 医学部・附属病院, 助教 (10361437)
朝長 毅 千葉大学, 大学院・医学研究院, 准教授 (80227644)
西森 孝典 千葉大学, 医学部・附属病院, 助教 (30401003)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
4,010千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 510千円)
2007年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2006年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | スプライシング / イントロン変異 / c-myc遺伝子 / 転写制御因子 / 癌診断 / c-mvc遺伝子 / c-myc / FIR / イントロン / スプライシングバリアント |
研究概要 |
【背景・目的】大腸癌ではc-myc遺伝子の転写抑制因子FIR(Far UpStream Element-Binding Proteinlnteracting Repressor)のスプライシングバリアント(以下FIR△exon2)が発現し、正常型FIRの機能を拮抗阻害することにより癌化に関与していると考えられる。本研究ではFIRのスプライシングが癌化にどう関わるのかを調べ、FIR△exon2あるいはスプライシング機序自体をコントロールすることが癌の新しい治療法のターゲットとなりうるか検討した。【材料と方法】食道癌、大腸癌の癌、非癌部からゲノムDNA、蛋白質およびtotal RNAをそれぞれ抽出しウエスタンブロット、RT-PCR法によりFIRの発現を調べ、癌特異的FIRバリアントをDNAシークエンスにより配列を決定したところ、癌で多くスプライシングを受けるのはエクソン2であることを特定した。【結果】食道癌、大腸癌で癌特異的にFIRの機能部位であるアミノ末端を欠損したFIRバリアントが高頻度に発現していた。このFIRバリアントはFIRと競合的に働きc-Myc発現増大とアポトーシス誘導阻害を惹起しFIRと拮抗的に作用することが示された。エクソン2の前後のイントロン配列をDNAシークエンスしたところ4塩基の繰り返し配列が認められた。本研究の検討ではイントロン中の4塩基の繰り返し配列がFlRのスプライシングに関与していることが示唆されており、今後も引き続きFIR遺伝子のスプライシング機序の解明によるFIRあるいはFIR△exon2の発現制御、あるいはFIR△exon2のみの活性を抑制するような方法を開発中である。
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