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濾胞中心由来びまん性大細胞型B細胞性リンパ腫の臨床病理学的特徴

研究課題

研究課題/領域番号 18790246
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 人体病理学
研究機関岡山大学

研究代表者

市村 浩一  岡山大学, 医学部歯学部・附属病院, 医員 (60397883)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2007年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2006年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワード悪性リンパ腫 / 濾胞性リンパ腫 / 臨床病理 / CD10 / BCL-6 / MUM-1 / EBV / 十二指腸 / 病理学
研究概要

約400症例について、診断のreveiwとともに、免疫染色を中心として、現在まで単にびまん性大細胞型リンパ腫(Diffuse large B-cell lymphoma, DLBCL)と診断されていた症例について、再評価を行った。主にCD10,Mum1,Bcl-6によって、濾胞中心細胞由来とそれ以外に分類することを試みた。
1)免疫染色による症例の抽出と検索;397症例の層別化を試み、組織型、臨床情報、免疫染色結果を、データベースとして構築した。Bcl-6,MUM-1の検索と併せ、DLBCLをGerminal center cell type(GCB type)と、non-Germinal center cell type(non-GCB type)に層別化した。その過程で、臓器特異性が明らかになってきた。
2)DLBCLの二群の比率は、発生臓器によって異なる傾向を示した。予後不良とされるnon-GCB typeの頻度が特に多いものは、睾丸、intravascular lyphomatosisなどであり、文献報告と同様の結果を示していた。
3)新しい知見として、胃と十二指腸の表現型は有意差を持って異なることが判明した。これは、諸臓器の免疫学的諸条件の違い、低悪性度リンパ腫(胃はMALTリンパ腫、十二指腸は濾胞性リンパ腫)からの高悪性度化の症例を含む可能性などが考えられる
4)新しい知見として、Age related EBV-associated LPDについては、全例 non-GCB typeであることが判明した。DLBCLにおける分化段階とEBVの関与は、ある程度決まっている可能性がある。
今回得られた膨大なデータベースの構築に成功した。さまざまな視点からの研究が可能であり、今後とも発展的な知見が得られる基盤を得る事ができた。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2008

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 臓器特異性に着目したびまん高大細胞型B細胞性リンパ腫の層別化2008

    • 著者名/発表者名
      市村 浩一
    • 学会等名
      日本病理学会
    • 発表場所
      第97回総会
    • 年月日
      2008-05-17
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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