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悪性リンパ腫における発癌、増殖機構の解析

研究課題

研究課題/領域番号 18890035
研究種目

若手研究(スタートアップ)

配分区分補助金
研究分野 血液内科学
研究機関秋田大学

研究代表者

亀岡 吉弘  秋田大学, 医学部, 助教 (40422159)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
2,480千円 (直接経費: 2,480千円)
2007年度: 1,240千円 (直接経費: 1,240千円)
2006年度: 1,240千円 (直接経費: 1,240千円)
キーワード癌 / 遺伝子
研究概要

昨年度我々は、65例のびまん性大細胞型B細胞性リンパ腫(DLBCL)において、tissue microarray(TMA)法によりarray slideを作成し、種々の抗体を用いた免疫染色を行い、生物学的予後因子の解析を行った。
その結果、GC type(N=31),non-GC type(N=34)に分類することができ、5年生存率は高齢者、若年者に関わらずGC群が生存率がよい傾向にあった。またMUM1陽性群の5年生存率は28%であり、MUM1による層別化は予後判定に有用と考えられた。BCL6の免疫染色の結果、BCL6陽性例はrituximab導入後の生存率改善がなく、一方、BCL6陰性例はrituximab導入後に生存率の改善が認められた。これらの結果からGC群、non-GC群の分類や、MUM1とBCL6は生物学的因子、予後因子として臨床的にも有用であると考えられた。これらの結果を踏まえ今年度は同様にT細胞性リンパ腫に対し、生物学的予後因子の解析を行った。T細胞性リンパ腫は一般的にB細胞性リンパ腫より予後が不良であり特にperipheral T-cell lymphoma unspecified (PTCL-u)は、分子生物学的に不明な点が多い。今回我々は、PTCL-u15例と種々の組織型を含む52例のT細胞性リンパ腫についてtissue microarray(TMA)法によりarray slideを作成した。T細胞の分化にかかわり、T細胞性リンパ腫の予後との相関が示唆されているケモカインレセプターCCR3, CCR4, CXCR3について免疫染色を施行した。PTCL-u15例中8例CCR4陽性、2例CCR4陽性、3例CXCR3陽性であった。症例数が少ないこともあり今回の結果からは予後に関する知見は得られていない。現在PTCL-u以外のT細胞性リンパ腫に対するケモカインレセプターと、他の因子につき検討を施行中である。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2007

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 秋田大学におけるTMA法を用いたDLBCLの予後因子解析2007

    • 著者名/発表者名
      亀岡 吉弘
    • 学会等名
      第69回日本血液学会 第49回日本臨床血液学会合同総会
    • 発表場所
      パシフィコ横浜
    • 年月日
      2007-10-12
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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