研究課題/領域番号 |
18H00711
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分03020:日本史関連
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研究機関 | 鳥取大学 |
研究代表者 |
岸本 覚 鳥取大学, 地域学部, 教授 (80324995)
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研究分担者 |
曽根原 理 東北大学, 学術資源研究公開センター, 助教 (30222079)
中川 仁喜 大正大学, 文学部, 准教授 (30633482)
佐藤 眞人 北九州市立大学, 文学部, 教授 (40222020)
山澤 学 筑波大学, 人文社会系, 准教授 (60361292)
大川 真 中央大学, 文学部, 教授 (90510553)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
17,030千円 (直接経費: 13,100千円、間接経費: 3,930千円)
2022年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2021年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2020年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2019年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2018年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
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キーワード | 諸国東照宮 / 神格化 / 大雲院 / 東照宮 |
研究成果の概要 |
本研究では、諸国東照宮を中心に近世日本における「国家神」としての東照大権現および東照宮信仰の特徴を解明することを目的とし、三つの研究方法を設定した。第一に、本山―諸国東照宮の基礎構造をあきらかにすることで、これは因幡東照宮を管理する大雲院の史料分析をもとに進めてきた。第二に、大雲院が持つ鳥取藩内の役割を明らかにする。これについては、鳥取藩内の神社・神職の動向とあわせて検討した。第三に、諸藩の祖先神格化との関係や、東アジアにおける「神君」像については、オランダと日本双方でそれぞれシンポジウムを開催し、研究全体を通じて幅広い視野から検討した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今回諸国東照宮の事例として取り上げたのは、おもに因幡東照宮別当寺院・大雲院である。全国的にも珍しい膨大な史料群を調査・研究することで、近世日本における東照宮の基礎的な研究が進むことが期待できる。さらに、この成果を研究代表者が進めてきた大名家の祖先神格化の問題と結びつけることで、近世日本における「神格化」の問題にアプローチできることを確信した。本研究は、関係諸分野の成果を意識しつつ、また歴史学における新たな研究潮流を踏まえ、東照宮信仰と大名家祖先の神格化をあわせた近世日本の「神格化」の特質を大きく前進させたものと考える。
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