研究課題/領域番号 |
18H00763
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分04010:地理学関連
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
村山 祐司 筑波大学, 生命環境系(名誉教授), 名誉教授 (30182140)
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研究分担者 |
日下 博幸 筑波大学, 計算科学研究センター, 教授 (10371478)
森本 健弘 筑波大学, 生命環境系, 講師 (20282303)
山下 亜紀郎 筑波大学, 生命環境系, 助教 (60396794)
大場 真 国立研究開発法人国立環境研究所, 福島支部, 室長 (90462481)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
17,160千円 (直接経費: 13,200千円、間接経費: 3,960千円)
2020年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2019年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2018年度: 9,880千円 (直接経費: 7,600千円、間接経費: 2,280千円)
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キーワード | 発展途上国 / ヒートアイランド / 空間分析 / GIS / 衛星画像 / 将来予測 / 都市化 / 土地利用変化 / リモートセンシング / 形成要因 / シミュレーション / 都市構造 / アジア / メガシティ / 土地利用 |
研究成果の概要 |
21世紀に入り,ヒートアイランド現象は,先進国よりも発展途上国の都市で加速している.とくに社会生活基盤が脆弱な途上国の大都市では,この現象と地球温暖化とが相まって異常高温・ゲリラ豪雨の発生,スコールの頻発,植生・生態系の変化などが顕在化している.この状況を踏まえ,本研究では,アジア・アフリカにおける急成長都市群を対象に,ヒートアイランド現象がいかに生じ,その強度を増してきたかを地理学的に解明することを目指した.衛星熱画像データのGIS解析によってヒートアイランドの地域的拡大を可視化し,その要因を究明するとともに,機械学習型人工知能モデルを活用して将来予測と影響評価を行った.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ヒートアイランド現象の深化によって,都市型災害の多発が懸念される.一旦災害が起これば,被害は甚大になる.近年では,熱中症・睡眠障害・感染症・食中毒・伝染病などの健康被害も広がっている.このような都市社会問題に科学的に切り込むには,学際的思考が求められ,理学と人文社会科学との共同研究が効果を発揮する.本研究の遂行により,先端技術を援用した画像解析やパターン認識を援用して,ヒートアイランド現象の実態把握,要因分析,空間可視化,将来予測,評価,適応策検討という一連の研究プロセスに対し,汎用性の高い分析枠組を構築するとともに,地理空間情報科学の方法論が有効であることを示すことができた.
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