研究課題/領域番号 |
18H00896
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07080:経営学関連
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
長内 厚 早稲田大学, 商学学術院(経営管理研究科), 教授 (70452505)
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研究分担者 |
川上 智子 早稲田大学, 商学学術院(経営管理研究科), 教授 (10330169)
椙山 泰生 京都大学, 経営管理研究部, 教授 (70323467)
宮尾 学 神戸大学, 経営学研究科, 准教授 (80611475)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
15,990千円 (直接経費: 12,300千円、間接経費: 3,690千円)
2020年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2019年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
2018年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
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キーワード | 顧客価値 / 越境と協働 / R&D / BMBW / 情緒的価値 / 研究開発 / 製品開発 / 定性研究 / マーケティング / 技術経営 |
研究成果の概要 |
本研究は企業のR&D活動からマーケティングに至る顧客価値創造プロセスの全容を示した。上流のR&Dを顧客価値につなげるのにあたり、近年は企業や制度の境界を越えた研究成果の移転と越境による協働が必要となり、計画段階での構想形成やその調整についていくつかの論文で示した。また、顧客価値の質という側面から、R&Dと情緒的価値の創造の関係性についていくつかの論文で探索的な議論を行った。一方、下流の議論については、技術経営の関連からR&Dと顧客価値の連携に関する研究、マーケティング分野で提唱されているBMBW(Better Marketing for Better World)の観点の研究を推進した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義として強調したいことは、技術経営研究者とマーケティング研究者によって、R&Dのサプライチェーン全体の中でどのように顧客価値が創造され、どのように顧客によって受容され、また、同時に企業がどのように価値獲得を行ったかを包括的に示す試みであった点である。 また、社会的意義としては、日本の製造業、特にエレクトロニクス産業などはこの20年長年にわたって業績不振が続く企業が多い中で、優れた技術を持ちながら価値獲得が出来ていない状況に対して、戦略や組織、マーケティングにどのような課題があり、どのような変革が必要か実務的な示唆を行った点である。
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