研究課題/領域番号 |
18H01017
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 高知大学 |
研究代表者 |
草場 実 高知大学, 教育研究部人文社会科学系教育学部門, 教授 (00737851)
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研究分担者 |
湯澤 正通 広島大学, 人間社会科学研究科(教), 教授 (10253238)
原田 勇希 秋田大学, 教育文化学部, 講師 (40883426)
北川 晃 横浜国立大学, 教育学部, 准教授 (90450684)
道法 浩孝 高知大学, 教育研究部人文社会科学系教育学部門, 教授 (90457408)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
17,810千円 (直接経費: 13,700千円、間接経費: 4,110千円)
2021年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2020年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2019年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 10,790千円 (直接経費: 8,300千円、間接経費: 2,490千円)
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キーワード | 理科 / 観察・実験 / メタ認知 / 動機づけ / 学習方略 / ワーキングメモリ理論 / 科学的探究 / 人間関係変数 / メタ認知測定 / 科学的探究活動 / ワーキングメモリ / 課題解決方略 / 科学的思考力 / 理科授業 / 理科の学力 |
研究成果の概要 |
本課題研究では、子どもたちが観察・実験に基づく科学的探究を効果的に進めていくための重要な心理変数(動機づけなど)に着目し、その関係性について検討することで、理科の学習指導・支援に対する教育的示唆を得ようとした。その主たる成果は、1)観察・実験に対してポジティブな感情を保有する生徒は、課題解決に向けて適切な学習方略を選択・使用すること、2)深い学習方略の使用は、科学的知識の習得を促す一方で、ワーキングメモリ容量に依存すること、3)深い学習方略の使用には、自己効力感、ポジティブな感情、思考活性的な志向性が相乗的に作用すること、などの傾向や可能性を見いだしたことであった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現行学習指導要領では、理科の「観察・実験」は科学的探究における中核的な活動として位置づけられており、その学習指導・支援の在り方については、子どもたちの主体的・対話的で深い学びの視点から活発に議論されている。本研究では、観察・実験に対する興味の構造や学習方略との関係性、興味の状況に依拠した介入の在り方、観察・実験を通して育成される資質・能力への影響などについて示すことができた。したがって、本成果は、観察・実験に基づく科学的探究を実現するための理科授業の構築に寄与するものと考えられる。
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