研究課題/領域番号 |
18H01052
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09070:教育工学関連
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
安武 公一 広島大学, 人間社会科学研究科(社), 准教授 (80263664)
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研究分担者 |
井上 仁 中村学園大学, 流通科学部, 教授 (70232551)
中村 泰之 名古屋大学, 情報学研究科, 准教授 (70273208)
多川 孝央 九州大学, 情報基盤研究開発センター, 学術研究員 (70304764)
山川 修 福井県立大学, 学術教養センター, 教授 (90230325)
隅谷 孝洋 広島大学, 情報メディア教育研究センター, 教授 (90231381)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
11,310千円 (直接経費: 8,700千円、間接経費: 2,610千円)
2021年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2020年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2019年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2018年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
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キーワード | 教育工学 / 学習科学 / 協調学習 / 計算社会科学 / ネットワーク科学 / 位相的データ解析 / シミュレーション分析 / 複雑系 / ラーニング・アナリティクス / ラーニングアナリティクス / 複雑ネットワーク科学 |
研究成果の概要 |
学習科学・教育工学の協調学研究では静的ネットワークが理論的道具として使われることが多い.これに対してわれわれはテンポラルネットワークがより適切であることを本研究で確認した.さらに本研究では,学習のBurst性を協調学習のモデルに組み込むことも検討してみた.まだこの研究は完成しているとは言えないが,今後注目に値する概念的道具であるとわれわれは見ている.本研究の結論は次の通りである. (1)協調学習プロセスの分析にあたってはTDAを導入することも重要な視点である.(2) 協調的な学習プロセスをモデル化するためには今後テンポラルネットワークと点過程を使った概念の数理化が必要である.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の意義は,(i) 学習共同体における活動を,多層かつ動的な構造を持つネットワーク上での相互作用力学としてとらえ,学習相互作用力学の機能,メカニズム,ダイナミクスを,従来の方法論にとらわれないアプローチによって解明する足掛かりをつかみ, (ii) ひいては,伝統的な分析手法にとらわれている現在の Learning Analytics (学習支援システム などに蓄積されたデータ解析を中心とする手法: LA)をデータ分析科学とするための方法論的基礎を提供すること,に挑戦したことである.テンポラル・ネットワークや点過程概念の重要性の確認などは従来の研究では触れられなかった点である.
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