研究課題/領域番号 |
18H01105
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分10040:実験心理学関連
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研究機関 | 専修大学 |
研究代表者 |
澤 幸祐 専修大学, 人間科学部, 教授 (60407682)
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研究分担者 |
丹野 貴行 明星大学, 心理学部, 准教授 (10737315)
神前 裕 早稲田大学, 文学学術院, 准教授 (80738469)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
17,810千円 (直接経費: 13,700千円、間接経費: 4,110千円)
2020年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2019年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2018年度: 11,050千円 (直接経費: 8,500千円、間接経費: 2,550千円)
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キーワード | 習慣的行動 / 目的的行動 / 依存 / 連合学習 / 行動分析 |
研究成果の概要 |
自らの行動の結果を予測し、目的をもって行う目的的行動は、長く持続することで行動の結果ではなく刺激環境の制御を強く受ける習慣的行動へと変化することが知られており、習慣的行動はしばしば、依存のような不適応行動へと遷移するとされてきた。本研究の結果、こうした結果は必ずしも頑健なものではなく、訓練回数や行動の結果得られる刺激の種類のみならず、実験環境を構成する刺激などの影響を考慮する必要があることが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の目的は、目的的行動から習慣行動へ、また習慣行動から依存への遷移に影響する変数やその背景となる微視的理論の検討に加え、習慣行動から目的的行動へ引き戻すための手続きの探索であった。本研究の結果は、目的的行動から習慣行動への遷移に関してはその頑健性に再検討を促すものであったが、同時に実験事態や種差による影響が可能性として示唆された。今後、習慣行動や依存に関する行動問題への介入を検討する際には、知見の一般性を過大評価せず、介入対象の事例に類似した研究を元に方針を立案する必要があると思われる。
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