研究課題/領域番号 |
18H01223
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分15020:素粒子、原子核、宇宙線および宇宙物理に関連する実験
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
増渕 達也 東京大学, 素粒子物理国際研究センター, 助教 (20512148)
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研究分担者 |
越智 敦彦 神戸大学, 理学研究科, 准教授 (40335419)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2021年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2020年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
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キーワード | MPGD / ガス検出器 / ミューオン / マイクロパターンガス検出器 / ミューオン検出器 / ダイヤモンドライクカーボン / 高エネルギー実験 / μ-RWELL / マイクロパターン / 高抵抗薄膜 / 高抵抗フォイル |
研究成果の概要 |
本研究では、次世代のマイクロパターンガス検出器(MPGD)を用いたミューオン検出器の候補として有望と考えている、micro-Resistive WELL(μ-RWELL)の開発研究を行った。また、MPGDのアノード部となる重要部品である高抵抗層をDiamond-Like-Carbon(DLC)を使用し、その抵抗値の安定性や狙った抵抗値を得るための製作技術の研究開発も行った。さらに、もう一つの有望な検出器の候補である、μ-PICもDLCを用いて製造し、性能評価や放射線耐性を調査した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、次世代高エネルギー実験のミューオン検出器として実用可能な、MPGD検出器(μ-RWELL, μ-PIC)をDiamond-Like-Carbon(DLC)高抵抗薄膜を用いて製作し、検出器の性能評価や高放射線下での動作試験などを行っている。大面積の検出器を作るためにはDLCの抵抗値の安定化や一様性などが検出器の性能を決めるといっても過言ではなく、安定製造に関する様々なパラメータでDLCを製造し、知見を得られた学術的意義は大きい。また、μ-RWELL検出器は、構造が他のMPGD検出器と比べて簡単であり、検出器を製造し、動作試験を行った意義は大きい。
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