研究課題/領域番号 |
18H01228
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分15020:素粒子、原子核、宇宙線および宇宙物理に関連する実験
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
高橋 覚 神戸大学, 人間発達環境学研究科, 特命助教 (40402432)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,030千円 (直接経費: 13,100千円、間接経費: 3,930千円)
2020年度: 7,410千円 (直接経費: 5,700千円、間接経費: 1,710千円)
2019年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
2018年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
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キーワード | ガンマ線天文学 / マルチメッセンジャー天文学 / 気球実験 / 原子核乾板 / 多段シフター / タイムスタンプ / 偏光 / 時間分解能 / ガンマ線 |
研究成果の概要 |
望遠鏡の大幅な改善を達成した2018年気球実験によって、既知ガンマ線天体Velaパルサー(>80MeV)に関して確固たる検出を達成し、その像広がりとして0.51度を得た。これは従来のガンマ線望遠鏡に対して点源広がり(半径)にして6.3倍、解像度(立体角)にして39倍の高解像度を達成したことになる。また大口径面積・長時間観測を実現する新型多段シフターのフライトモデル初号機の開発および2・3号機へのフィードバックを達成した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
2018年気球実験によって、世界最高解像度でのVelaパルサーの撮像実証を達成し、世界最高角度分解能を実現するエマルションガンマ線望遠鏡を確立した。また新型多段シフターの開発によって、大口径面積・長時間観測の展望を拓き、これまで有意な観測が実現していない高エネルギーガンマ線偏光観測をはじめとする科学観測気球実験の開始へとこぎつけた。
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