研究課題
基盤研究(B)
民間衛星通信を用いた突発天体の速報システムを実証する 1U CubeSat プロジェクト、ARICA の開発が 2018年に開始された。約3年間の開発期間で、衛星の設計、製作、様々な環境試験を実施し、2021年11月、JAXA イプシロンロケット5号機で打ち上げられ、予定の軌道へ投入された。しかし、残念ながら ARICA からのデータの受信、そして、ARICA へのデータの送信ともに一度も成功できていない。ARICA の再挑戦ミッション ARICA-2 の開発を2022年度から開始し、2-3年後の打ち上げを目指す。
いち大学で衛星の設計、製造、そして、引き渡しまで達成する事ができた事は大きな成果であった。残念ながら、ARICA はおそらく衛星のトラブルで衛星の運用ができていない状況だが、衛星を安全に製作し、JAXA へ引き渡せたという事が大学の研究室で可能という事をしっかりと内外へアピールできた。ARICA の開発中は衛星開発の様子をSNS などで積極的に発信したため、青山学院大学で衛星開発をしているという事が広く認知され、社会的意義も非常に大きかったと認識している。
すべて 2021 2020 2019
すべて 学会発表 (8件) (うち国際学会 2件、 招待講演 3件)