研究課題/領域番号 |
18H01264
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分17010:宇宙惑星科学関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
笠原 慧 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 准教授 (00550500)
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研究分担者 |
巽 瑛理 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 特任研究員 (60623197)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2020年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2019年度: 7,150千円 (直接経費: 5,500千円、間接経費: 1,650千円)
2018年度: 8,060千円 (直接経費: 6,200千円、間接経費: 1,860千円)
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キーワード | 太陽系探査 / 惑星探査 / その場質量分析 / in-situ 元素・同位体分析 |
研究成果の概要 |
惑星の起源と進化を探るうえで,惑星の元素組成や同位体比は極めて重要な情報である.このため,惑星探査において元素分析は最重要観測項目の一つとなっている.ところが,固体物質の「その場・多点」質量分析は,複雑な機構のロボティックアームの実装が想定されるなど,工学的ハードルの高さゆえに日本の探査機での実施が困難であった.そこで本研究では,将来の惑星着陸探査に向け,複雑なサンプルハンドリング機構無しで固体物質の元素分析が可能な,シンプルで小型軽量の質量分析システムの基礎開発を実施した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,宇宙機搭載用の質量分析システムの構築に取り組んだ.特に,真空バルブや真空ポンプといったサンプル分析に欠かせない要素については,宇宙機に搭載可能なコンポネントの開発がこれまで国内では遅れており,実現性の見通しが立ちづらい状況であった.したがって本研究開発を通じて得られた技術的知見は,今後の着陸探査をはじめとする幅広い太陽系探査の可能性を広げるものである.
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