研究課題/領域番号 |
18H01281
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分17020:大気水圏科学関連
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研究機関 | 九州大学 (2019-2021) 京都大学 (2018) |
研究代表者 |
時長 宏樹 九州大学, 応用力学研究所, 教授 (80421890)
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研究分担者 |
RICHTER INGO 国立研究開発法人海洋研究開発機構, 付加価値情報創生部門(アプリケーションラボ), グループリーダー代理 (20649470)
小坂 優 東京大学, 先端科学技術研究センター, 准教授 (90746398)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2021年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
2018年度: 7,540千円 (直接経費: 5,800千円、間接経費: 1,740千円)
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キーワード | 熱帯海盆間相互作用 / 大気海洋相互作用 / 気候変動 / 海盆間相互作用 / 熱帯大西洋 / 熱帯太平洋 / 気候変動予測 |
研究成果の概要 |
本研究では、観測データ解析、CMIP気候モデルのマルチモデル相互比較解析、数値モデル実験等を総合的に実施し、経年から数十年規模の熱帯大西洋-太平洋間相互作用の要因とその気候影響を調べ、計22編の査読付関連論文 (うち15編が国際共著論文) を発表し、国内外の学会等でも研究成果を発表してきた。2022年2月には本研究成果のプレスリリースを行ったことに加え、2020年にClimate Dynamics に掲載された論文は Top10% 論文にランクするなど、国際的にも顕著な業績を残したと言える。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
気候変動に対して熱帯海盆が甚大な影響を及ぼすことは従来から指摘されてきた。しかし、多くの研究では、太平洋・大西洋・インド洋といった個別の熱帯海盆に着目してきたのに対し、本研究では、熱帯海盆間の相互作用を考慮することで、気候変動に対する影響をより適切に評価できることを世界に先駆けて示した。この熱帯海盆間相互作用という研究テーマは現在、世界気候研究計画CLIVAR 研究焦点の1つとして取り上げられており、Richterが共同代表、時長が共同メンバーをそれぞれ務めている。この国際的枠組みの中で今後も関連研究が推進される計画であり、国際的な気候変動予測において学術的・社会的意義が高いと言える。
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