研究課題/領域番号 |
18H01330
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分17050:地球生命科学関連
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研究機関 | 滋賀県立琵琶湖博物館 |
研究代表者 |
高橋 啓一 滋賀県立琵琶湖博物館, 研究部, 館長 (50139309)
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研究分担者 |
百原 新 千葉大学, 大学院園芸学研究院, 教授 (00250150)
渡辺 勝敏 京都大学, 理学研究科, 准教授 (00324955)
田畑 諒一 滋賀県立琵琶湖博物館, 研究部, 学芸員 (00793308)
里口 保文 滋賀県立琵琶湖博物館, 研究部, 上席総括学芸員 (20344343)
山川 千代美 (木田千代美) 滋賀県立琵琶湖博物館, 研究部, 上席総括学芸員 (30344344)
山本 正伸 北海道大学, 地球環境科学研究院, 教授 (60332475)
三浦 収 高知大学, 教育研究部総合科学系複合領域科学部門, 准教授 (60610962)
林 竜馬 滋賀県立琵琶湖博物館, 研究部, 専門学芸員 (60636067)
大槻 達郎 滋賀県立琵琶湖博物館, 研究部, 主任学芸員 (60760189)
仲谷 英夫 鹿児島大学, 理工学域理学系, 教授 (20180424)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
16,770千円 (直接経費: 12,900千円、間接経費: 3,870千円)
2022年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2021年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2020年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2019年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2018年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
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キーワード | 東アジア / 古代湖 / 固有種 / 古琵琶湖層群 / 琵琶湖 / 古水系 / 分子系統学 / 成立過程 |
研究成果の概要 |
古地理班、植生史・古気候班、陸上大型動物班、水棲生物班の4つの班に別れ、古琵琶湖層群やそれ以降の地層や化石からの情報、琵琶湖の現生淡水生物や湖岸の植物などを中心に研究を行った。 その結果、過去440万年間の琵琶湖周辺の水系や堆積環境は3つの時期に分けられること、250万年前や110万年前を境に植生が変化したこと、過去55万年間の森林生態系の変遷と日本海環境やモンスーン変動との関係性、淡水生物にとって琵琶湖は固有種や適応形質を生み出す進化の場として機能してきただけでなく、各地域の遺伝群を保持することで、西日本の豊かな淡水魚相の遺伝的リザーバーともなっていることなどがわかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
琵琶湖の固有種の起源と変遷について、分子系統学的および古気候学的、古地理学、古生物学などの多方面からの検討を行った研究はこれまでなかった。この研究によって琵琶湖とそこに生きる生き物たちの生い立ちや意義に迫ることができたことは学術的に意義がある。この成果は、淡水生物の進化様式を解明するためにも役立つと考えられ、今後の発展が期待される。成果は来年度に報告書としてまとめる予定であり、展示や講演などによって広く一般に普及する予定である。
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