研究課題/領域番号 |
18H01394
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分20010:機械力学およびメカトロニクス関連
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研究機関 | 九州工業大学 |
研究代表者 |
伊藤 高廣 九州工業大学, 大学院情報工学研究院, 教授 (10367401)
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研究分担者 |
村上 直 九州工業大学, 大学院情報工学研究院, 准教授 (90443499)
落合 秀夫 九州工業大学, 保健センター, 教授 (70341518)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,550千円 (直接経費: 13,500千円、間接経費: 4,050千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2019年度: 7,020千円 (直接経費: 5,400千円、間接経費: 1,620千円)
2018年度: 8,580千円 (直接経費: 6,600千円、間接経費: 1,980千円)
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キーワード | カプセル / 内視鏡 / 自走 / 振動 / 医療機器 |
研究成果の概要 |
振動を利用して生体内を自走できる、カプセルカメラを実現した。検査時に違和感や苦痛がなく、検査率の飛躍的向上へつなげる。本研究では、振動を利用して走行するカプセルが、生体を構成する柔らかい管の中で前後方向に走行できることを実証した。ヒトの腸と類似したイヌの腸内で走行させ、カプセルが画像を撮影しながら腸内走行する様子をビデオに収めることに、世界で初めて成功した。さらに、ワイヤレス給電によりイヌの腸内でカプセルを走行させることにも成功した。本技術による自走式カプセル内視鏡は、自宅にいながらにして腸内の検査ができるため、コロナ後の新生活における、在宅医療にも貢献することができる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
振動を利用して生体内を自走できる、カプセルカメラを実現した。本研究の学術的意義は、振動を利用して、生体を構成する柔らかい管の中で前後に走行できることを理論で予測し実験で確認したことである。力学モデルによるシミュレーションで振動周波数と波形を最適化し、実験ではヒトの腸と類似したイヌの腸内で走行させ、カプセルが画像を撮影しながら腸内走行する様子をビデオに収めることに、世界で初めて成功した。本研究のワイヤレス給電技術は体内医療機器への給電にも応用できる。本技術による自走式カプセル内視鏡は、自宅にいながらにして腸内の検査ができるため、コロナ後の新生活における、在宅医療にも貢献することができる。
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