研究課題/領域番号 |
18H01450
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分21030:計測工学関連
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研究機関 | 富山大学 |
研究代表者 |
莅戸 立夫 富山大学, 学術研究部工学系, 准教授 (00261149)
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研究分担者 |
岸上 明生 岐阜女子大学, 家政学部, 教授 (40261177)
工藤 博幸 筑波大学, システム情報系, 教授 (60221933)
ベイ ジョンソク 名古屋工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (20165525)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,680千円 (直接経費: 13,600千円、間接経費: 4,080千円)
2020年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2019年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 9,620千円 (直接経費: 7,400千円、間接経費: 2,220千円)
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キーワード | ミリ波 / 走査型プローブ顕微鏡 / 熱放射計測 / 高分解能計測 / 画像再構成 / 応用計測 / タンパク質 / 鋳鉄 / イメージング / マイクロスコピー / 走査型近接場顕微鏡 |
研究成果の概要 |
走査型近接場顕微鏡技術(マイクロスコピー)の開発をミリ波帯で実施した。本技術すなわちミリ波マイクロスコピーでは、通常の光学系を用いたイメージング装置で達成可能な空間分解能を遙かに上回る性能で画像化が可能である。ミリ波マイクロスコピーの有用性を実証するために,ミリ波帯電磁波の特長を活かした2つのキラーアプリケーションを新たに提案した。各種材料を測定対象とするアクティブ,パッシブ両方式に関する総合的な開発を実施することにより,本技術の実用化に資する成果を得ることに成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ミリ波マイクロスコピーによる生体タンパク質の観察と,鋳鉄材料の画像化を実施した。前者では,低温状態におけるタンパク質の構造変化を,従来検討されていなかった新たな物理パラメータである放射率の変化として観察することに成功し,後者では鋳鉄材料内の炭素形状の画像化に成功した。以上はミリ波マイクロスコピーの特長を活かした従来例を見ない我々独自の成果であり,本成果は,ミリ波の生物科学,基礎医学,金属材料の特性解析・評価への適用といった新たなフロンティア画像計測領域を開拓し,更に未だ十分に利用されていないミリ波帯電磁波資源の有効利用を促進することも可能と考えられる。
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