研究課題/領域番号 |
18H01623
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分24010:航空宇宙工学関連
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研究機関 | 横浜国立大学 |
研究代表者 |
鷹尾 祥典 横浜国立大学, 大学院工学研究院, 准教授 (80552661)
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研究分担者 |
土屋 智由 京都大学, 工学研究科, 教授 (60378792)
長尾 昌善 国立研究開発法人産業技術総合研究所, エレクトロニクス・製造領域, 研究グループ長 (80357607)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2020年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2019年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
2018年度: 7,670千円 (直接経費: 5,900千円、間接経費: 1,770千円)
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キーワード | エレクトロスプレー / イオン液体 / イオンビーム / 電気推進 / 超小型衛星 / 電界放出 / 高密度 |
研究成果の概要 |
超小型衛星にも搭載可能なイオン液体を利用したエレクトロスプレー推進機の推力密度向上を目指し、電界放出電子源の作製プロセスを応用した高実装密度エミッタアレイを作製し、従来比で4桁増となる1平方cm当たり400万個となるアレイ化を実現した。イオンビーム引き出し実験を行ったところ、最大で1平方cm当たり43 mAもの高電流密度となり、従来のエレクトロスプレースラスタと比較して100倍以上となる結果が得られた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
超小型衛星に軌道遷移の自由度を与え、かつ、運用終了後のデブリ化を防止するためにも、高性能な超小型宇宙推進機が求められている。その有力候補は、理論的には100%の推進効率が実現可能なエレクトロスプレー推進機であるが、超小型衛星にとっても推力が1桁以上小さい問題を抱えていた。本研究を遂行することにより、上述の通り従来比で2桁以上の推力密度増加となり得る結果となり、超小型衛星の活躍の場を広げる推進機になる可能性を示した。
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