研究課題/領域番号 |
18H01657
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分25010:社会システム工学関連
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研究機関 | 静岡大学 |
研究代表者 |
前田 恭伸 静岡大学, 工学部, 教授 (60270980)
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研究分担者 |
淺野 敏久 広島大学, 人間社会科学研究科(総), 教授 (00284125)
森 保文 国立研究開発法人国立環境研究所, 社会システム領域, シニア研究員 (30174387)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
17,030千円 (直接経費: 13,100千円、間接経費: 3,930千円)
2022年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2021年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2020年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2019年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2018年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
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キーワード | ボランティア / NPO / 情報システム / 環境活動 / ボランティア機会理論 / NGO / ボランティア機械理論 / ボラティア / データマイニング / テキストマイニング |
研究成果の概要 |
様々な市民活動を行ううえで、ボランティアの参加は不可欠である。本研究は、ボランティア特有の参加機構を明らかにしながら、それを踏まえたボランティア募集に適した情報システムを試行し、ボランティアを安定的に確保できる社会システムについて検討する。成果として、ボランティア募集システム「ボラいち」を開発した。また、ボランティア参加に関しては、ボランティア機会理論に基づいて、参加は心理的・社会的属性よりも、それまでの活動の経験や友人からの誘いが強く効いていることが示された。またSNSは市民活動団体内のコミュニケーションの強化には有効だが新たなボランティア獲得には効果的でないことが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学術的意義としては、ボランティア機会理論をさらに充実されることができた点を挙げることができる。ボランティア機会理論は、研究者らによって2008年に発表されたが、これはボランティア参加が従来言われていた労働経済学的枠組みではなく、単に参加の機会があるかどうかに依存していることを示したものであった。今回の研究ではその機会の提供の場として、友人からの誘い、そして活動に参加することが別の機会につながることが示された。社会的意義としてはそのボランティア機会理論の応用として「ボラいち」システムを提示できたこと、そしてボランティア募集のより適切な方向性について示唆を与えることができた事があるだろう。
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