研究課題/領域番号 |
18H01840
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分28050:ナノマイクロシステム関連
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
伊野 浩介 東北大学, 工学研究科, 准教授 (00509739)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2020年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2019年度: 6,630千円 (直接経費: 5,100千円、間接経費: 1,530千円)
2018年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
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キーワード | 電気化学デバイス / 電極アレイ / 細胞培養 / 細胞機能計測 / 電気化学イメージング / 電気化学 / バイオセンサ / 生体様組織構築 / マイクロ・ナノ化学 / 細胞培養プラットフォーム / 細胞チップ |
研究成果の概要 |
これまで動物実験を用いた薬剤試験や毒性試験が行われてきた。しかしながら、動物愛護の観点から一部の実験動物の使用が禁止されている。現在、培養細胞を用いた薬剤アッセイデバイスが開発されており、動物実験代替法として期待されている。さらに生体に近い組織を構築するために局所的な化学・電気刺激を誘起する戦略が考えられている。そこで本研究では、申請者が開発した電気化学デバイスを用いた細胞培養プラットフォームを開発した。さらに、電気化学デバイスを用いた培養組織の評価法の開発を行った。これらのデバイスは、生体様組織構築と細胞評価(薬剤評価)を同時に可能にする優れた細胞培養プラットフォームとして期待できる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
電気化学デバイス・システムを用いた3Dハイドロゲル作製法は、3D生体様組織構築への応用が期待できる。今回開発した手法は、従来のバイオファブリケーション手法と比べて解像度や使いやすさの面で劣っている。一方、電気化学バイオファブリケーションの研究は発展途上であり、未解明・未達成の部分が多い魅力的な研究分野である。今後の発展で従来法を凌駕できる可能性があり、それによる社会還元が期待できる。これ以外にも本研究では、電気刺激に対する細胞機能制御や新しい原理に基づく電気化学計測法を提案しており、電気化学の細胞チップへの可能性が広がった。今後さらに研究を発展させ、バイオチップ産業にも貢献したい。
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