研究課題
基盤研究(B)
本研究では、独自のナノ流体デバイス技術を用いて、フェムト・アトリットル(fL~aL)極微量流体の自在制御技術を開発し、わずかaL体積を有する1分子液滴のアレイを創製した。これにより、通常反応濃度溶液中の膨大な量の分子を1分子単位で計測、操作、反応を可能とした。本研究を通じて、研究代表者が提唱してきた「1分子制御化学」の基本プロセスを確立した。
本研究で確立した1分子制御化学の基本プロセスは化学やバイオの基礎と応用に関連する幅広い分野を革新する可能性がある。例えば、溶液反応の分子ダイナミクス解明や、集団平均化により隠蔽された個々の生体分子の挙動と特性の多様性究明、自然状態の長鎖DNAの任意合成やポリマー構造の自由構築に繋がる分子を積み木とする究極の精密合成法の創出などが期待される。従って、本研究成果は、1分子化学や1分子生物学、化学工学、プロセス工学、合成化学、合成生物学、定量生物学、分子診断、薬物スクリーニング、創薬など幅広い領域への学術的・科学技術的・社会的波及効果は極めて大きい。
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http://www.chemeng.osakafu-u.ac.jp/group8/index.html