研究課題/領域番号 |
18H01925
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分31020:地球資源工学およびエネルギー学関連
|
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
村田 澄彦 京都大学, 工学研究科, 准教授 (30273478)
|
研究分担者 |
Liang Yunfeng 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 特任研究員 (70565522)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
16,770千円 (直接経費: 12,900千円、間接経費: 3,870千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 13,910千円 (直接経費: 10,700千円、間接経費: 3,210千円)
|
キーワード | セルロースナノファイバー / ナノ粒子 / 石油・天然ガス増進回収 / ドラッグデリバリーシステム / 薬剤輸送シ ステム |
研究成果の概要 |
豊富な森林資源から製造される安価で環境に優しいセルロースナノファイバー(CNF)を直径 1 μm 以下のW/Oエマルションに閉じ込めたCNFナノ粒子の開発に成功した。また,従来のフェノール硫酸法ではCNFの含有が判断できない場合であっても,AFMを用いて確認する方法を確立した。CNFナノ粒子を貯留層の目的の場所に輸送して放出するドラッグデリバリーシステム (DDS) については,十分なデータを取得することが出来なかったが,浸透率が2000 mDと非常に高い貯留層であってもCNFナノ粒子から放出されたCNFがコアの空隙を閉塞することを確認し,EOGRの掃攻効率改善に適用できることが確認できた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
石油・天然ガスはエネルギー密度の高い良質なエネルギー資源であるだけでなく,豊かな社会に必要な工業製品の重要な原料でもある。本研究は,豊富な森林資源を原料として安価で環境にも優しいセルロースナノファイバー(CNF)を石油・天然ガス増進回収法 (EOGR) に適用してEOGRの効率化と環境調和型化を図り、石油・天然ガス資源の安定供給と豊かな社会の持続的発展に貢献するものである。また,CNFを直径 1 μm 以下のW/Oエマルションに閉じ込めたCNFナノ粒子の開発に成功したことは,新たな素材として注目されているCNFの応用幅の拡大に繋がるものである。
|