研究課題/領域番号 |
18H01959
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分33010:構造有機化学および物理有機化学関連
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
鍋島 達弥 筑波大学, 数理物質系, 教授 (80198374)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2020年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2019年度: 6,630千円 (直接経費: 5,100千円、間接経費: 1,530千円)
2018年度: 7,410千円 (直接経費: 5,700千円、間接経費: 1,710千円)
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キーワード | 超分子 / 分子集積 / ラセン分子 / 金属錯体 / ラセン錯体 / 自己集積 / 分子集合体 / 分子認識 / ラセン構造 / 錯形成 / ビピリジン錯体 / 分子ケージ / ビピリジン / ラセン |
研究成果の概要 |
金属イオン結合部位を有する鎖を三本もつトリポダンドと呼ばれる分子をラセン型の錯体へと定量的に変換し、さらにこれらを繋ぐ分子との反応により巨大な構造をもつ超分子へと段階的に変換する新手法を開発した。また、この分子集積体形成反応に及ぼす種々の因子について明らかにし、階層的な構造をもち、錯体の多様な機能を付与できる超分子や機能性材料の新たな分子設計の指針となる成果を挙げた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
構造が厳密に決まった巨大超分子を、小さな分子のユニットから、様々な構造体へ高収率で変換する手法は、高機能な分子や材料を開発する上で重要である。しかし、高機能化を実現するために、集合体の構造を巨大で複雑にしようとすればするほど、その合成は多数の副生成物を生じるなど、飛躍的に困難になる。本研究では光学活性なラセン構造を活かし、不斉構造がそろった分子集合体の高収率、高選択的合成を実現して、不斉構造をもつ機能性分子や材料の開発に有力となる手法を開発した。また、その反応の選択性の要因を明らかにするなど、得られた成果の学術的な意義も大きい。
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